首こり・首の痛み
大蔵カイロプラクティック川越伊勢原整体院で首のこりや痛みの方が初めていらした時は
- 首が痛い、違和感がある
- 首のコリ・張り感がある
- 後ろに振り向けない
- 寝違えた
- 首が思うように動かない
という状態が多いです。
また、これらによって
- 頭痛
- 吐き気がする
- 目の奥が痛い、眼精疲労
- めまいや耳鳴りがする
といった状態に陥る事もあります。
首こりは肩こりと同じものとして認識されていますが、肩こりとは別の原因で起きていることがあります。
海外では首こりと肩こりは別のものとして分けられていることが多いです。
肩こりは主に僧帽筋という首から肩・背中にかけて広がる大きな筋肉が凝り固まることで起きます。
首こりは僧帽筋でも起きますが、その奥深くにある後頭下筋群という頭蓋骨の後頭部と頸椎(首の骨)をつなぐ小さな4つの筋肉が起こすことが多いです。
後頭下筋群は重たい頭蓋骨を支え、頭(首)をあらゆる方向へ動かす仕事をしています。
また、首の前面や側面に通っている胸鎖乳突筋という筋肉は、痛みや動かしづらさだけでなく、頭痛を引き起こす要因でもあります。
こうした筋肉が凝り固まると首が動かしづらくなったり、痛みや違和感を感じる原因になります。
原因:姿勢によるもの
同じ姿勢の継続
一番身近なコリの原因は、同じ姿勢を継続していることです。
デスクワーク、職人仕事、作業、趣味、パソコンやスマホなど、あなたも心当たりがいくつかあるはずです。
筋肉は伸び縮みが適度に行われることによってしなやかさが保たれています。
同じ姿勢の継続はその反対の事をしています。
対策:30分から1時間に1度、1分でもいいので立ち上がって身体を動かしましょう。
猫背・前傾姿勢
猫背や前傾姿勢は首こりと肩こりの人に多く見られる姿勢です。
下の画像のように猫背では頭が前に突き出ます。
そのままだと前へ倒れてしまうので、前後のバランスをとるため首・肩から背中が後ろへ突き出ます。
そして首・肩から背中にかけての筋肉(僧帽筋を主に多数の筋肉)が頭を後ろへ引っ張ります。
猫背の姿勢の最中、首・肩から背中にかけての筋肉は働きっぱなしです。
働きっぱなしですので筋肉は疲労しコリが生じます。
こうして首や肩が凝ってしまうのです。
対策:猫背・前屈みを改めましょう。
重心のズレ
猫背以外にも問題のある姿勢はあります。
片足重心やヒールの高い靴です。
これらは重心が偏り、前後左右に重心がズレます。
ズレた重心を修正するため無理な姿勢をとってしまいます。
対策:自然にまっすぐ立てるよう、片足重心やヒールの高過ぎる靴は避けましょう。
原因:ケガによるもの
事故・スポーツなどによるケガ
事故やスポーツ、転倒などによるケガが元で首が痛くなるケースです。
頸椎の損傷のように直接関係あるものはもちろんですが、肩の骨折や歯が折れたといった間接的な理由から、首が思うように動かせなくなって首が凝る、または無理に動かして首が痛くなる場合があります。
このような場合は病院や歯科医院に行って、頸椎の損傷、肩の骨折、歯の治療を優先しましょう。
これらの要因が解決しない限り、それに伴う首の痛みや凝りは出続けてしまうからです。
対策:まず病院などでの治療を優先しましょう。
寝違え
寝違えはその日のうちに何とかなりますが、しばらく痛みが残ったりします。
寝ている最中に無理な体勢で痛めたりします。
寝ている最中のことなので防ぐのは難しいですが、ソファーやこたつでの寝落ちすることが多いので、布団で寝るようにしましょう。
一部分に強いコリやハリが認められますが、その周りもそれなりに凝っている場合がほとんどです。
対策:普段から首や肩のコリを放置しない。ソファーやこたつでの寝落ちしない。
原因:環境によるもの
冷え
冬は寒い日が続くので、冷えから血行不良となります。
夏でもクーラーや薄着のまま寝てしまって冷えが起こります。
いずれも首、肩、腕が冷えることで、肩こりや首こりが起こりやすくなります。
対策:冬はマフラーやストールを巻く、夏はクーラーの温度設定を上げるなどが有効です。
ファッションを重視すると季節に関係なくどうしても首や鎖骨が露出することが多くなります。
冷やさないよう工夫しましょう。
合わない枕や寝具の使用
高さが高すぎる枕や沈み込みが激しいマットレスは、寝ている時の姿勢を崩しているかもしれません。
寝ている時間が8時間だとしたら、毎日8時間悪い姿勢でいるのと同じです。
高さが高すぎる枕は、猫背の姿勢と同じ状態にしています。
起きている時に猫背の人は、24時間猫背ということになってしまいます。
対策:寝具を見直しましょう。
心労・ストレス
イライラが続くと肩や首、更には頭まで硬くなっていくのを感じた事は皆さんあると思います。
また、心配事や悩み事がある時は、身体の具合まで悪くなってきます。
心労やストレスは自律神経を乱し、身体の不調につながります。
対策:ストレスを発散させましょう。身体を動かせればなお良いです。
当院では
硬くなった首の筋肉を緩めます。
首は強く押圧すると激しい痛みが出てしまう為、丁寧に緩めていきます。
首とつながる後頭部と顎部、反対の首の付け根から肩、肩甲骨に至る広い範囲を緩めることによって、波及していた様々な不調も改善に向かいます。
姿勢の改善も重要です。
原因は姿勢に多くあるからです。
トラブルの多い箇所だからこそしっかりとしたケアを
首は体重の約10%を占める頭を支えていますので、常に負担がかかり続けています。
首は脊椎(背骨から続く頸椎)を中心に頭を動かす筋肉が複雑に入り組み、血管やリンパ管、神経が収められています。
重い頭を支え、動かすだけで負担がかかっている部位ですが、いろいろなものが詰め込まれている場所です。
格闘家にとっては鍛えるのが難しい弱点でもあるそうです。
こういった複雑でデリケートな部位にトラブルはつきものです。
だからこそケアが大事。
しっかりとケアして首にまつわる悩みから解放されましょう。