棘上筋
棘上筋について
棘上筋(きょくじょうきん)は、4つの筋肉から構成されるローテーターカフの 1 つで、腕を真横に上げる 外転動作の初動や肩関節の安定を担っています。
途中で骨の下をくぐるという他にはない特徴があり、これが各種トラブルの原因となっています。
どこにある筋肉なのか?
図のとおり、肩甲骨の上部(棘上窩)から始まり、肩関節(肩峰)の下をくぐり、上腕骨の頭(大結節)をつないでいる筋肉です。

起始(始まりの部分)
肩甲骨の棘上窩の内側2/3、肩甲棘上面
停止(終わりの部分)
上腕骨大結節
働き(作用)
肩関節の外転
腕を横に上げる動きにおいて、腕を上げ始める初動時(0〜30度)に作用しています。

よく起こる不具合
四十肩・五十肩
四十肩・五十肩で肩の動きが悪くなると、棘上筋やその周囲の組織が硬くなり、腕を上げる際に強い痛みや引っかかり感が生じます。
石灰沈着性腱板炎
石灰沈着性腱板炎は棘上筋などにカルシウムが付着して固まり、腕が動かなくなります。
この状態で動かそうとすると激しく痛みます。
四十肩・五十肩と似ているので、よく間違われます。
腱板炎
腱板炎は棘上筋が炎症を起こしています。
肩を横から上げる(外転)時の痛み、動かした際のひっかかり感、夜間痛が主な症状です。
腱板断裂
腱板断裂は棘上筋の腱が傷ついたり断裂している状態です。
部分的に断裂している場合と、完全に断裂している場合があります。
腕を上げる時の痛み、夜間痛、腕に力が入らない筋力低下などが主な症状です。
一般的な動作
・手を横に挙げる
・棚に物を載せる・降ろす
・照明の掃除・電球交換
・スポーツ








