足底腱膜
足底腱膜(そくていけんまく)とは、踵(かかと)の骨から足の指の付け根へと足の裏に扇状に広がっている線維性の腱の膜です。
土踏まずのアーチを支えたり、地面からの衝撃を吸収するなどの役割を担っています。
足底腱膜について
どこにある組織なのか?
足底腱膜は下の図の灰色の部分で、踵の骨から足の指の付け根へと足の裏に扇状に広がっています。

起始(始まりの部分)
踵骨隆起(しょうこつりゅうき)の内側結節
停止(終わりの部分)
第1〜第5趾(足の指)の基節骨底、及びその周辺の靭帯や腱鞘
働き(作用)
●土踏まずの維持
足の縦と横のアーチ(例えると橋や弓の弦のような形状)を支える

●クッション機能
地面からの衝撃を吸収する(トラス機構)
●バネの役割
歩行や走行時につま先が反り返る力で、足を前に踏み出す(ウィンドラス機構)

よく起こる不具合
足底腱膜炎
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)は、足底腱膜に負担が繰り返しかかり、炎症や微小な断裂が起きて痛みが生じる疾患です。
さらに踵の骨に骨棘(こつきょく)と呼ばれるトゲのような突起ができると、より悪化してしまいます。
主な症状
- 起床後の一歩目で激痛が走る
- 長時間座っていた後で歩き始める時に強く鋭い痛みが走る
- 歩行時に足裏がズキズキ痛む
主な原因
- スポーツや作業による使い過ぎ
- 長時間の立ち仕事
- 靴の形状・性能による問題
- 扁平足・ハイアーチ(高い土踏まず)など構造的な問題
- 加齢による人体組織の柔軟性低下
- 体重増加による足への負荷
スポーツでは、バレーボールやバスケットボール、陸上競技やサッカー、剣道など、飛んだり跳ねたりする動作が多い種目の人に多くみられます。
特に硬いグラウンドやアスファルトでは衝撃が強くなるため発症しやすくなります。









